2007-04-29

サイン


昨日の熱がすっかり引いた上の子が動物を見たいと言うので郊外にある市民公園に向かったのだが、見通しの良い直線道路に来た時どうも嫌な予感がしてきた。すると案の定レーダーがピリッピリッと警告音を発し始めるではないか!間違いかも?と疑っていると反対車線を走って来た軽トラがパパッとライトを点灯し、親切に教えてくれた。数百メートル行くと警官がまるで狙撃手のように草むらに潜み、連休の幸せ気分をぶち壊してやろうと虎視眈々と狙っていた。思えば『あっちで取り締まりをしているぞ!』と教えてくれる車も減ったものだ。今日の軽トラも年配の方だったので教えてくれたのだろう。バイクに乗り始めた頃はトラックがわざわざ教えてくれたのにそれと気づかず捕まってしまったこともあった。そうだな、バイクと言えば15年ほど前はツーリングをしていて向こうからバイクが来るとピースサインや手を挙げるなどして『やあ!』などと挨拶を交わすのが楽しみの一つだったが、今では手を挙げても無視されるか、おかしな顔をされるかのどちらかだ。もちろん30代半ば以上の人ならば答えてくれるとは思うが・・
こういう所にも今の日本の風潮が見え隠れしていると思うのは大げさなことだろうか?『自分さえ良ければいいや』『人のことなんか知るか』という考えが大手を振って歩いてはいないか?今日の軽トラの親父さんの配慮はちょっとしたことかも知れないが、僕はうれしかったな。そんなちょっとした配慮が大変貴重な時代になってしまったのだ。

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