2014-03-04

大国のエゴ














国際情勢は分からないものだ。物事が一触即発の緊迫した状態に至るまでの動きが恐ろしく速い。まるで坂を転げ落ちるかのように事態は急変し、『宣戦布告』だの『降伏勧告』だのといった物騒な言葉がメディアを賑わす。今回の件に関しては明らかにロシアの国際法違反であり、いくら屁理屈並べようがそれは動かない。ロシアは単に利権の確保に乗り出したに過ぎず、それは大国のエゴそのものだ。しかし相手はその大国ロシアだから難しい。ちょっとやそっとの脅しくらいでは到底動かないし、そのロシアを率いるのはプーチンだ。今、世界の指導者達の中でプーチンに勝る迫力と狡猾さを持った人物がいるだろうか?アメリカのオバマでさえプーチンを抑えることなぞできんだろう。かと言ってそのままロシアのやりたい放題にさせておけば中国を始め他の国々もアメリカをはじめとする西欧諸国を侮って挑発行動を繰り返すに違いない。そうなれば世界の警察たるアメリカの威信は失墜することになる。
今後どんな動きを見せるか予測できないが、ロシアが易々とクリミアを手放すことだけは無いだろう。

0 件のコメント: