2014-03-20

神々の風景














自然を心から美しいと感じる時がある。
そこには単なる風景としての自然ではなく、『なにものか』の存在を感じさせる緊張感ある空気が漂い、見る者はただ呆然と立ち尽くす。

夕方、会社を出る頃までに雨は上がり、今度は風が出て来た。一路西に向かってロードスターを流してゆくと黒雲のカーテンが前方を塞ぎ、道路脇に立てられた広告用の旗類はさらに激しく身を捻りバサバサとはためいている。堤防道路に出ると一気に視界が開け、そこには神々の風景が広がっていた。『すごい・・・』僕は車を路肩に停め、帽子が飛ばされるほどの強風の中、ただ無心にシャッターを切った。

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