2013-11-15

レイテに光を















フィリピンには行ったことがないが、行ったことがある妻によるとフィリピンの治安に対する雰囲気は、訪問したことのあるどのアジア諸国よりも悪かったという。あのカンボジアよりも悪かったと言うのだから相当なものだ。その時感じたものが現在の状況に反映されてしまっていることが残念でならない。
誰もが助け合わねば生きていけない過酷な被災地なのに、人々は己が生きるために食料を奪い合い、銃を発砲し、せっかくあの大災害を生き延びたというのに殺し合っている。銃の発砲があれば世界各国から続々と到着している救援チームの活動や、今もっとも必要な食料と水の配給にも支障が生じ、結果的に被災者はさらに追い詰められるという負の循環に陥っている。さらには義援金の行方も心配だ。海外から入っているNGOなどの救援チームが義援金を元手に活動を続けるのならある程度信頼できるが、その大金がフィリピン政府などに渡った場合は被災者にまわらず、そのほとんどが闇に消えてゆくような気がしてならない。
必要な人ほどその必要なものが手に入りにくいこの負の状況を打開する良策はないだろうか・・

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