2013-04-23

幼女の死















僕は『DAYS JAPAN』というフォトジャーナリズムの雑誌を毎月とっているが、今日届いた今月号にはシリア内戦で政府軍の空爆によって死亡した幼女の写真が載っていた。爆弾が炸裂し建物が崩壊、人々の手によってなんとか捜し出されたがすでに事切れていた。
僕はこの写真に衝撃を受けた。三女とちょうど同じくらいの年頃だ・・
この子が死なねばならぬ理由などどこにもなかった。我が家の三女と同じように『ご飯たくさん食べたね』、『こらこら、ティッシュ出したらいかんて!』なんて言われながら無邪気に元気いっぱい成長するはずだった。それが愚かなオトナ達が始めた戦争の犠牲者となってしまった・・
オトナ達は大義を掲げ、互いを非難し殺し合う。そこに正義はあるか?あるのは理不尽な死のみだ。
なぜ幼子が死なねばならない?なぜだ?なぜなんだ?
僕には分からない。
母親の人差し指をぎゅっと握っていたであろう幼女の手は、土に汚れ血の気を失っていた。それでもなにかを握っているような仕草を残したままのかわいい手の表情が、とても辛い・・


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