トルコ東部で強い地震が発生したようだ。ワン(VAN)市内では多数の建物が倒壊し、死者・行方不明者が多数出ているという。
ワンと言えば左右の目の色が違うワン・キャットやワン湖が有名な、イランやイラク国境にも近いクルド人が多く居住するエリアだ。10数年前の僕はバックパックを背負ってトルコ東部まで足を伸ばし、このワンにも行くつもりだった。ところがワンまで200kmほどのエルズルムまで来た時に黒海を見たくなって港町トラブゾンの方へ行き先を変えてしまい、結局行けずじまいに終わってしまった。当時はPKK(クルド労働者党)の勢力が強く、テロ活動も盛んで治安が悪かったと言うこともあり、クルド人居住エリアを避ける風潮があったのも事実だ。つい最近もトルコ軍との戦闘が激化していた矢先の大地震だ。昔からトルコの中では特に貧しかったエリアでもあり、建物の耐震性など無いに等しく、今回のコンクリート建築物の倒壊もそんな所から来ているのだと思う。おそらくトルコ政府の対応も西部で起きた地震に比べ鈍いものになるのではないかと言う懸念があり、当局の迅速な救助活動を祈るばかりだ。
地震とは恐ろしいものだ・・
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