2011-05-05

植えたった


買ったままでなかなか植え付けることができなかった野菜苗をようやく片付け、これでちょっとは安心することが出来た。
ずっと続いて来た低温状態も5月に入ってからは上昇傾向になり、日中は汗ばむほどの陽気だ。この調子なら苗達もさぞや嬉しいことだろう。いくら待てども芽が出なかったものも今頃になって『ちょん』と発芽し始め、改めてお天道様のありがたみを噛みしめているところだ。

そんなこんなで忙しく立ち回っているところに親父殿が我が畑を偵察に訪れ、苗の数をかぞえたりと不穏な動きをしていると思ったら、
『ナスは何本植えたん?』と聞いて来る。そこで
『3本やけど・・』と答えると、
『ワシは13本植えたで』と言う。そして『ナスはもっと植えといたほうがええぞ』と言うじゃないか。
『13本も植えて食べきれるんか?無理やろう。だからこっちは3本で十分なんやわ、そっちで出来る分もちゃんと勘定しとるで』
とまあ、こんなたわいもない会話をしながら畑仕事をするも楽し。親父殿はここ2年ばかりナスの病気に悩まされており、それへの心配もあって年々買う数が増えて来ている。そうしてたくさん植えた時にどっと豊作になるんやろね。そんなときは我が家の玄関にナスを置き逃げするので困ったもんだ。だからこちらもある程度の受け入れ態勢を整えておかねばならんのよね。

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