個人的には殺人が正当な行為、または正義とされることに強い違和感を感じる。人を殺した日が『良き日』と言ってはばからないことにも驚きを感じる。
今回のビンラディン暗殺はアメリカ式の勧善懲悪的単純思考回路にはぴったり来るのかも知れないが、そもそもよその国に隠れていた者をその国の許可も得ずに、勝手に自国の軍隊を送り込んで殺してしまうというやり方が国際法上許されることなのだろうか?これを是とするならばイスラエルような国はお墨付きを得たものとして更に大っぴらに暗殺作戦を繰り返し、他国との摩擦を深めることは確実だ。それに問答無用ともいえる暗殺作戦は、ひとたびその国のターゲットになってしまったら弁解する余地もなく殺されてしまうということで、その点に於いてアメリカが人権どーのこーのと中国などに対し言う資格は全く無い。
一人で行えば犯罪行為とされることも、国もしくは政府が主導してやれば罪に問われることは無い。『赤信号、みんなで渡れば怖くない』ということだ。
それを正義と言えるのか?
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