2011-05-02

新たなる展開


オサマ・ビン・ラディンが殺害されたことについて妻や義母の反応は至って冷静で、ニュースで放映されたようなホワイトハウス前での馬鹿騒ぎには顔をしかめて、『ワシントンではこんなんだけど、ニューヨークの人達の反応はもっと冷静だと思う。それに今騒いでる連中の多くは若者で、9.11当時はまだ子供だったから何も分かっていない。』と、なかなか手厳しい。
いまさらビンラディンが死んだとて、すでに多くのビンラディンが誕生しており、今後もテロを続けて行くだろう。確かにアルカイダは弱体化すると思う。しかし消滅はせず様々なものにかたちを変えたりして自分たちの存在を誇示しようとするに違いない。それを果たして見逃さずに押さえ込むことが出来るかどうか?ということだ。ビンラディンは死んだ。しかしそれは未来に対してそう重要なことではなく、あくまでも過去の清算という話だ。彼はもはや司令塔では無くシンボル的存在だった、突き詰めてゆけば殺したとして大きな変化は無いだろうということ。
これで『終わり』では無く、むしろ『始まり』として覚悟すべきだ。

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