2011-03-01

カレンダーをめくった朝のこと


会社の先輩が亡くなった。まだ60歳という今の時代では若過ぎる死だった。
最後に会ったのはいつだったろうか?確か再度入院する前だから1月中旬頃ではなかったかと思う。その後の経過はたまに人づてで聞いてはいたが、よもや亡くなってしまうとは・・。ちょうど昨晩どうも具合がよく無いようだと聞いたばかりで、そして今朝になって逝ってしまわれた。
生命とは分からぬものだ。いままで居た人がある時を境に突然居なくなってしまう。
『死』は常にそばに居て、虎視眈々と入り込む隙を窺っているというのに、普段はそんなことを意識もせずに平々凡々と過ごしている。
人の死を見ると『明日は我が身・・』とその時は思いもするが、その明日になるとそんなことすっかり忘れて大あくびだ。
でもそれでいいんだ。それでいい。どんなことをしても『死』は去りはせず、いつか必ず入り込んで来る。その時までせいぜい生きてやればいいさ。早く亡くなった皆のためにも出来るだけ、のんべんだらりと生きてやればいいのさ・・

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