2011-03-14

断水


復興どころか次から次へと深刻な状況が続き、常に崖っぷちなのにどこか開き直っているようにも感じさせる。
あそこまで徹底的に破壊されては、もはやどうのこうの言うようなレベルの話では無いのだろう。『すべてを振り出しから行う』答えは1つだけだ。

原子炉の爆発も1号機の時は驚きを隠せなかったが、今日の3号機では『またか・・』程度の反応で、それこそ感覚が麻痺してしまっているようだ。

千葉に住む弟夫婦と話したが、現状水が出ないので大変な苦労をしていると言う。周辺のスーパーは品薄が続き、皆がそこに集中するのであっという間に何もかもが無くなってしまう。被災地から遠くへ買いだしに出ようにもガソリンは車につき10ℓまでと決められているので、遠出もままならないそうだ。赤ちゃんがいるためきれいな水が無いのが何より困ることで、弟の奥さんの姉さんが車で30分ほど離れたところに住んでおり、そこはライフラインに影響がないとのことで風呂に入らせてもらい、水とおむつをもらって帰ってくることを繰り返していると言う。弟は当然電車が止まっているために出社できず、強制的に休みとのこと。水が出ないのでトイレも使えず、外に設置された仮設トイレで凌いでいるらしい。そして計画停電が明日から始まるそうだ。

遠く離れた千葉でもこんな有様なのだから、今回の地震の規模がいかに強大だったかがよく分かる。

弟夫婦には我が家へ一時的に避難したらどうか?と打診したが、まずこちらに来る手段が無いと言う。そしてもう少しあちらで様子を見て、一向に改善しないようならお世話になりたいとの答えだった。
この先どうなるか予断は許さないが、取りあえず受け入れ態勢だけは整えておこうと思う。

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