2011-03-18

苦難


震災被災地では現在も過酷な状況が続いているが、そんなときふと気にかかったことがあった。
あれだけ多くの住宅が地震を耐えたにもかかわらず大津波に呑み込まれ、破壊された。おそらく多くの人は住宅ローンを組んでいたはずで、そういった災害の場合は残されたローンは一体どうなるのだろうか?
少し調べてみると阪神大震災の時の例があって、やはり住宅が無くなっても住宅ローンだけは残るようなのだ。これは住宅に限らず、例えば車などローンで購入しているもの全般に言えることで、「そのモノ」が無くなってしまってもローンの支払いだけは続けねばならぬという悲劇的なことになる。
住宅に関しては震災被害者向けの低金利融資を受けられるらしいが、例え新たに住宅再建のための融資を受けることができたとしても、震災で失った家のローンがそのまま残っているのでつまりは2重のローンを抱えることになってしまう。加えて震災後に再び仕事に就けるかどうかも分からぬ状況下では、なんと言ってよいか・・あまりにも被災者にとっての未来は厳しすぎる。
もちろん国を始めとする公的機関からの援助が差し伸べられるにしても、それには限度がありとても被災者の負担を取り除くには程遠いものでしかないだろう。

避難している人たちがそれぞれの地へ戻っても、戻れたとしても2重3重の苦難の日々が続き、しかも先が見えない。
いつになったら光が見えるようになるのだろうか?そうするためにはどうすればいいのか?
できることをしようと思う。

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