2011-03-10

延々と


今朝、いつものようにNHKニュースを見ながら食事をしていると、福島県沖で地震が発生したとの報が入った。マグニチュードや震度的にも大したことは無かったので『大きな被害が出なくてよかったな・・』と思ったが、津波注意報が発令されたという。それが始まりだった。
こういうケースはNHKを見ていると間々あることだけど、同じことを何度も何度もくどいほどに繰り返し、今朝の場合は30分以上にも渡ったのだ。確かに大きな地震が発生した場合は津波来襲の恐れもあり、その情報を的確に伝えるべく何度も繰り返す必要もあろうが、今朝のように地震の規模も小さく、津波の到達予想規模も50cmほどと言う場合にそこまで繰り返す必要があるのか?と疑問に思わざるを得なかった。特にいただけなかったのは現地への電話取材で、先方が『いつもと変わった様子はない』と言っているにも拘らず、『潮位の変化はどうでしょうか?』と聞いてみたり、『現地の特徴は?』など先方が思わず『特徴って?』と聞き直すような曖昧模糊とした質問を繰り返すなど、一体何を伝えたいのか分からぬことばかりの繰り返しで、どうもNHK自身が地震報道のために割いた時間を持て余してしまっているようにしか感ぜず、その質の低さに辟易し『これならば注意情報をテロップで一定時間表示させておくだけで十分ではないか?』と思うのだ。

NHKであるが故にせねばならぬ報道のやり方というものがあると理解しても、昨今のドタバタとしたような拙い展開ではもはや報道としての体を為してないと言われても反論は出来ぬだろうな。繰り返すだけが能じゃないということだよ。

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