2009-12-22

冬至に思う


冬至

今日を境に陽は再び力を取り戻し、繁栄の道へと進んでゆく。
思えばあらゆるものに浮き沈みがあり、不思議なことにその底を割りもせず、ピークを突き抜けることもない。物事は臨界点に達する前に後退し始め、何事もなかったかのように浮きつ沈みつを繰り返す。ただ、ここに人為的なもの、すなわち『欲』が加わるといともたやすく一線を越え、自ら破滅の淵へと身を投じてしまう。本来一定のリズム(波長)の中にいるはずの、おらねばならぬはずの我々は、いつの頃からかそのリズムを乱すことこそが進化だと思い込んでしまった。
いま、様々な規制をかけ、乱れを押さえ込もうと思案されている。しかしだ、とどのつまりは我々人間ひとりひとりが考え方を改めなければ、結局は何も変わらず取り違えた進化を礼賛希求し、強欲の限りを尽くして破滅への道を突き進むことになるだろう。そうならないと信じたいが・・

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