2009-12-14

百舌鳥よ、


我が家の庭には百舌鳥の早贄がやたらと多い。ほぼすべての木に一匹は磔にされており、その対象もカエル・トカゲ・キリギリス・ムカデなどとバラエティに富んでいる。そんなに早贄が多いのなら、さぞやたくさんの百舌鳥が棲息しているのだろうと思いきやそうではない。百舌鳥は縄張りを持つため、これらの早贄はすべて一羽でせっせと仕込んだものなのだ。しかし、これだけの早贄があるならもっと百舌鳥を見かけても良さそうなものだが、不思議なことにその姿をあまり見かけない。たまに縄張りを主張する百舌鳥の『高鳴き』が、隣の畑にある枇杷の梢から聞こえて来るが、姿の見るのはその時くらいだな。
実家の庭にはヒイラギの木があり、そこによくアマガエルが磔にされていたものだ。子供の頃はそれを物珍し気に、また薄気味悪気に観察していたものだが、それと比べても野鳥の出現率はこの家の方が断然高い。それも南を流れる荒田川とその河川敷に広がる薮の賜物なのだろう。
気温が下がってきてカモの数も目立って増えてきた。それと同調するようにシラサギ・アオサギも数を増やし、あたかもバードサンクチュアリの様相だ。夜明けと共に鵜の群れも頭上をかすめてゆく。
Jackieの散歩をしながらワイルドライフを楽しめるこの地を、僕は大いに気に入っている。

0 件のコメント: