2009-12-15

何がクリーンなのか?


朝、出勤途中の車内で久しぶりにラジオを聞いていると、電力会社のコマーシャルが流れてきた。曰く、原子力発電は二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギーで、地球温暖化防止に有効な手段であり、環境にやさしいとぞな。ちょっとまて、ほんまかいな?
確かに原子力発電は二酸化炭素排出が無く、なるほど良さそうだ。しかし上辺に騙されてはいけない。二酸化炭素こそ排出しないがもっと恐ろしいもの、そう放射能を発生させている。しかもその放射能によって一旦汚染されたものは何百年かかっても除去されることは無く、現状老朽化により解体された原子炉本体にいたっては、地中深くに格納するしか方法がないもののすでにその許容量を超え、保管場所がない状態が続いている。
電力会社が営利目的で歪曲した情報を流すことは腹立たしいが理解できる。しかし、放射能のように我々の子や孫、その子孫たちまでもが影響を受ける恐れがあるものに対して、その事実を歪めて宣伝することはあまりにも卑劣で恐ろしささえ感じる。我々はヤツらの利益のために多大なる犠牲を払おうとしているのだ。それが子供達の未来を奪うとも知らずに・・

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