2009-12-06

雲を見て思う


朝から晴れてはいるが西風が強く寒い。雲がどんどん流れてきては足早に東の空へと去ってゆく。ときおりどす黒い雲が流れてきては気まぐれに雨を落とし、いよいよ本格的な冬が近いことを思わせる。と言っても、もう12月初旬だ。いつ雪が降ってもおかしくないことを思えば、やはり年々暖冬傾向にあるのは間違いないな。なにせ妻が4月に植えたトマトが2本まだしぶとく生き延びており、しかも実を付けている。夏のように真っ赤に熟すことはないが、徐々に色づいているのだから驚きだ。その他にも南インド原産のデュランタもまだ枯れずに花をつけているし、アボガドも健在だ。僕が種から育てているマンゴーもまだまだへっちゃらの様で、おそらく霜が本格的に降りるようになるまでは大丈夫なのだろう。
近所のおじいによれば、この辺りは昔はみかんを植えても実をうまくつけなかったそうだ。それが今ではどうだ、皆がみなそこら中にみかんを植え、そしてたわわに実っている。品種が改良されたのも大きいだろうが、何より暖かくなっていることだけは確かだということだ。つい50年ほど前と比べても身近なところではそんな違いが現われている。

このまま私たちはどんな世界に突き進もうとしているのだろう?
人々はより良い生活を求めて一路邁進し、結果的には未来を売るような行為を積み重ねているのではないか?
今巷にあふれている『エコ』という言葉は、ほんとうに子供達の未来のことを考えて使われているか?
もう我々は後戻りの出来ぬところまで来てしまっているのではないか・・

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