2007-12-18

やわらか頭


カリフォルニアに住んでいる妻の弟の奥さんはルーマニア人だ。そして2歳になる息子さんがいる。この弟さん家族もクリスマスを実家で過ごすためにコネチカットに滞在中で、みんなでわいわいがやがやと楽しくやっているようだ。向こうは寒波の影響で雪が降ったようで−10℃の寒さの中、雪だるまを作ったりそりで坂を滑り降りたりと子供達は大はしゃぎだと言う。上の子は2歳の従兄弟と大の仲良しで何をするにも一緒にやっている。あるとき上の子が妻に対して何か言ったのだが聞きとれず、再度聞いても分からない。これは自分で言葉を作ってしゃべっているのだな・・と思っていたら、弟の奥さんが来て『あら、ルーマニア語をしゃべっている!』と驚いたそうだ。ううむ、子供の脳のなんと吸収力の良いことか。従兄弟のエリックは英語とルーマニア語で育てられているのでどちらも2歳なりに話すことができる。それを上の子がそのままコピーしたのだろう。電話で話していても英語はアメリカンイングリッシュそのものの発音になっていて、質問すると『Yeah!』などといっちょまえの受け答えをするわりに、日本語で聞くと一瞬間があってしどろもどろで答えている。さすがのやわらか頭でもギアの切り替えには暫しの間がいるようだ。
これくらいの歳の子には〜語などという観念など無いのかも知れない。要するに自分の意思が通じればそれで良いわけで〜語である必要なぞまるで無いのだ。その点言葉に対しての思い込みや抵抗が無く、すんなり受け入れることができるのだろう。そんな脳みそに戻らんもんかいね?

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