2007-12-03

区別と差別


人は何かと線を引きたがる。本来何も無き所に線は引かれ、それぞれの都合の良いように解釈され、利用されている。人々はその線を境として自分と人とを区別し、差別し、あたかもその線がもともとそこにあったかのように、そこにあるのが当然であるかのように振る舞っている者らもある。そこに線など見えはしないのにだ・・。
鳥の目は何を見ているのだろうか?頭上を横切る鳥達を見上げながらよくそんなことを考える。自然界の連鎖はさておき、鳥はいいな・・と思う。煩わしい入国審査もビザも要らず、入国拒否をされることも無い。意のままに空を羽ばたき、神々の峰を凌駕し、大海の孤島を目指すこともできる。
地上の線はそれで越えることができるが、心にできた見えぬ線を越えるにはどうしたら良いのだろうか?いったい心のどの辺りにその線は刻み込まれてしまったのか?
疑うことは易いのに、信じることはどうしてこう難しいのか・・

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