2007-02-18

family


不法滞在イラン人一家に対して入国管理局が出した温情決定とは家族をバラバラにすることだった!長女は短大入学が決まっていたので留学ビザを出し、父親と妹は強制退去となるそうだ。テレビニュースではことさら長勢法相が『これは異例の決定』だの『温情を持っての判断』だのと強調していたが、家族を引き離すことのどこが温情決定なのか?常に国家は多くの家族を奪い、引き離し、路頭に迷わせて来た。国家は我々に何をもたらして来ただろうか?無政府主義者ではないが、たったひとつの家族でさえ寛大に迎えてやれぬような国家なぞ存在する価値もない。法治国家として法を遵守する姿勢は理解できる、今回の決定がそれを踏まえた上での苦肉の策であることを期待したい。長女の在留資格に対する扱いがキーのようだが、どんな方法でもいい、家族一緒に暮らせるよう配慮してやってほしい。それが温情だ。

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