2007-02-26

反グローバル化


辺鄙な田舎の小村や大海に浮かぶ離島に至るまで、今や世界規模でグローバル化という強力な波にさらされつつある。いや、もう既に第一次浸透を終え、あとは内部から溶解させるだけの段階に至っている感さえする。グローバル化と言えばいかにも地球規模という意味合いで良いように聞こえるが、実情は単なる西洋的、特に合理化に象徴されるアメリカナイズされた文化の世界的な浸透にほかならず、それは同時に非民主主義的資本主義の広がりを意味している。確かに徹底的に合理化され物事の一元化が進められた結果、複雑なシステムは簡略化されコストも大幅に削減された。だが、その裏で為されていることは何か?グローバル化という名の下でそれを受け入れない者、拒む者、異端の者は次々と吊るし上げられ『悪』とされて来た。『悪』は赦されること無く徹底的に叩きのめされ姿を消した。それが『民主主義だ!』と言う。
反グローバル化!と叫び火炎瓶を投げる輩も馬鹿者だが、グローバル化を推進するために!と言いながら爆弾を落とすヤツらこそ現代版十字軍にほかならない。

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