2016-04-30

放鳥














ずっと調子の悪かった鶏一羽を色々悩んだ末、表の川の家から少し離れた河川敷に放鳥した。
第1世代の4羽のうち3羽が病気で相次いで死に、 それらとは完全に隔離していたはずの第2世代の4羽のうちの1羽が同じような症状を発していたため即座に隔離して2週間が経つ。表向きは餌も食べ問題ないようだが、下痢を繰り返し卵を産むこともない。死んだ3羽もそうやって徐々に弱ってゆき、苦しんで死んだので放鳥することにした。
本来なら卵を産まなくなったり、弱ったりした鶏はつぶして喰うべきで自分もそうすべきだと思っているが、娘たちが『それだけはやめてくれ』と言うので回復することを期待しつつ面倒を見てきたもののその兆候見られず、このままでは他の鶏にも感染するリスクがあるため決断した。
放鳥と言ってもこの河川敷にはタヌキがいるので夜のうちに襲われ喰われてしまうだろう。前に死んだ3羽も埋葬してあったのを掘り返されて喰われてしまったので、生きても死んでも結局はタヌキに喰われることになっている。ならば苦しみが短い方がいいだろうと考えたのだ。
長女・次女と一緒に鶏を抱えて河川敷に行き放してやると、それはもう嬉しそうにそこら中を引っ掻き回っていた。娘たちもその様子を見て『すごく喜んどるね。死んだ3羽もこうしてやればよかったね』と言っていた。自分も全く同じ思いだった。

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