2014-01-21

霧中















朝起きると、外は深い霧に包まれていた。視界は30mほど。家の中からは堤防が霞んで見えるくらいで向こう岸はまったく見えない。この辺りでこれほどの霧が発生するのは珍しいことだ。夜中に雨が降っていて気温が比較的高く、それが朝方になって急激に下がって来たから霧が発生したのだろう。Jackieの散歩をしていても普段と違い幻想的な雰囲気で趣がある。ただ学校へと向かう娘達には見通しが悪いため『車には重々注意するように!』と訓示して見送りました。
いつものように長良川の堤防道路に出ると視界はいくぶん改善していたもののそれでも50mもないくらいだ。当然僕はヘッドライトを点灯して走っていたが、呆れることにすれ違う車の半数ほども無灯火で走ってくる。中にはホワイトやシルバーといった霧の中では同化して見えにくい色の車でも結構無灯火で走ってくるのだ。こういう連中はなんにも考えてないんやろね。危機感がないと言うかリスク管理の面から言えば失格だ。いくら気をつけていても事故は起こるものだが、その可能性を減らすことはできる。ライトを点け『自分はここにおるぞ!』と主張する。案外そんな些細なことが人生を左右するものだ。
やがて霧の中を抜けると、そこにはきれいな青空が広がっていた。

0 件のコメント: