2013-02-26

バカは死なん















ここまで好調を見せて来たアベノミクスも、いったんは死に体となったはずのイタリア元首相ベルルスコーニの復活によって腰を折られる可能性が出て来た。しかしこうやってイタリアの選挙結果を見ていると、ギリシャといいイタリアといい同じようなもんだね。それが国民性というものなのだろう。ベルルスコーニがお得意の派手なパフォーマンスを披露しながら『大型減税する!』と言えば、国民は期待を込めて彼や彼の政党に一票を投じる。冷静に見ればEUから多額の財政支援を受けているわけだから、各国からの圧力もあってそんなことは『できない』と分かるはずだ。それをまんまとあんな大馬鹿者の口車に乗せられて多くの人が票を投じている。おそらくベルルスコーニ自身が『これだから国民はバカだと言うんだ』なんて毒舌を吐いているだろうよ。この結果にドイツやフランスはどう思っているだろうね。
ようやく上がり始めた景気が意表を突くリーマンショックで腰を折られ、その後の長い停滞に繋がったようなことにならなければよいがな・・と思うが、こればかりは予想がつかんね。
もし世界経済がイタリアの混乱を機に再び後退局面に陥るとすれば、あの馬鹿者の罪は重い。被害が全世界に拡大する前に処断せねばなるまいて。

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