2013-02-16

14年目のメンテナンス















ここしばらくの間、我がロードスターの助手席側ドア内部から異音が聞こえるようになっていた。走行しているとき路面の段差などでガタガタと車が揺れると、それとシンクロするようにカチャンカチャンと金属質の音が聞こえてくる。実はずいぶん前からそれらしい音は聞こえていたのだが、それが最近になって耳障りなくらいするようになったので、ドアの内張りをはがして確認することにした。
内張り自体は難なく剥げるので一気に剥ぎ取り、次はブチルシールでべったりと貼付けてあるビニールシートを剥がしてゆく。そしてドアフレームの隙間から中を覗くと・・案の定ありました。ナットがひとつ脱落して転がっとった。それを拾い上げて試しにドアを揺すってみる。しかしまだ音はする。そこでドア内部をよく観察してみると、脱落していたナットで締め付けてあった金属部品がぶらぶらとぶら下がっていた。これをしっかり固定してやると音は消えた。予想通りと言うか、この程度のことで直ってホッとした。
ホッとしたついでに窓ガラスの上下が異常に遅くなっていたので、2本あるレールに溜まった古いグリスを取り除き、新たにたっぷりとグリーススプレーを吹き付け、加えて窓ガラスが接触するモール部分などにはシリコーンスプレーを塗りたくって動作を確認する。するとだ、まあ気持がいいほどスーッと窓ガラスが上下する。今まで寒い時期などは窓を開けようとするだけで10秒以上(大げさではなくほんとに!)かかっていたからね。その原因をバッテリーの能力低下だと考えていたが違っとった。単に油切れを起こしていただけのようだ。冬場には僅かに残っていた古いグリスが寒さで固まり、窓ガラスの動きを阻害していたのだろう。
我がロードスターも生産されてから今年で14年目を迎える。この間一度もドア内部に関してはグリスアップされてなかったろうから、そりゃ油切れも起こすわな。なのでついでに運転席側も内張り剥がしてグリスアップしといたった。これで両側の窓ガラスはストレスフリーで上下するようになったとさ。

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