2009-08-05

ガス屋からのプレゼント



先日の晴れた朝、なにげに我が家の駐車場のコンクリートたたきを見て、そこに幾筋もの引きずり傷のようなものがあるのに気がついた。その引きずり傷をあみだくじのように辿ると、そのどれもがプロパンガスのボンベへと続いていた。そう、ガス屋がボンベの交換の際台車を使わずボンベを傾けて転がすか、引きずったときに出来た傷らしい。その他にも相当数の引っ掻き傷状のものが見受けられたので、ここは一つガス会社に注意しておく方がいいと思いさっそく苦情の電話をかける。要は、他人様のものに傷をつけるということに対しての配慮がなっとらんのだ。対応したスタッフは詫びを入れた上で担当者を向かわせると言う。その担当者が今日の夕方に訪れ、菓子折りを出しながらご迷惑をおかけして申し訳ありませんと謝罪して来た。そして確かに引きずったような傷はボンベ交換の際につけたものだと認めた。

その後担当者は深めの傷はモルタルを持って来たので今からそれで補修すると言う。しかしその深めの傷はガス屋がつけたものかどうか分からないし、補修してもすぐに剥離して来ることが分かっているので補修しなくてもよい旨伝えると、意表を突くことにその担当者『モルタルは要りませんか?』と言う。戸惑いつつも『そりゃくれるもんなら遠慮なしにもらうよ』と答えると、『20kgほどあリますがどうぞ持って行って下さい』と、どういうわけか気前がよい。その後も彼としばらく立ち話をしてさよならしたが、なかなかの好人物でさすがはモルタルとすすめるだけのことはある。

結局、菓子折りにモルタル20kgという奇妙な取り合わせの頂き物をし、以後ボンベの移動には台車を使うと言う改善策も聞いてこの問題は解決した。

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