2009-07-28

マムシ潜みし森にて


こうじゃんじゃん雨が降っちゃー仕事にならねーや、ということで悪天候の中、すこし雨の降りが小康状態になったタイミングを逃さず、機材を担いで大木の生い茂る森へ同僚と突入する。ずっと降り続く雨で腐葉土に厚く覆われた地面は非常に滑り易く、一度滑って土が剥き出しになるとまるで斜面に油をまいたかのようで、とても登れたものではない。おまけに気温高く湿度も100%に近いせいでヤブ蚊の襲撃数も尋常ではなく、虫除けを隈無く吹き付けたにも拘らず何十匹と群がって来て服の上から刺して来る。
一度森に入ってしまうと大木の傘の下に居れば多少の雨なら何ともないが、作業も半ばになると再び土砂降りの雨に襲われ、頭上の枝葉からは大粒の雨水が滴り落ちて来る。
そんな最悪の条件下でもなんとか気合いを入れて、それなりの仕事を片付けることが出来た。びしょぬれの機材を片付けそれらを担いで滑り易い斜面を登っていると、後続の同僚が『マムシがいる!』という。振り返ってみると自分が滑りつつ登ったルートのすぐ脇に体長40cmほどのマムシが居た。なんと、まったく気がつかなかった。先頭を歩くものには噛み付かないとはよく聞くが、危なかったのは確かだ。
さて、そのマムシ。僕は昔からヘビを見つけると何故か捕まえたくなる性分なので、その辺から枝を拾ってそれでマムシの頭を押さえつけ、首根っこをつまんでひっ捕え、これまたその辺に落ちていたペットボトルに監禁して生け捕りに成功した。いまもそのまま持っているがその処分をどうしようかと思案中。命を奪いたくはないが放せば非常に危険だし、ならば焼酎に漬けてやろうか?とも思うが、妻がそれを見たら発狂するだろうし、ううむ・・。誰か欲しいと言う人が居れば喜んで差し上げます。ただし、毒牙をまだ折っていないので取り扱いには十分ご用心くださいまし。

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