2009-07-05

とあるサイン


夕方、Jackieを連れていつもの散歩コースを歩いていると、道路脇の畑に何か立て札のようなものが出ている。始めはJA関連の『○○試験中』などというよく水田脇で見かけるものかと思ったが、それにしてはカラフルな色使いなので近寄って見てみると、一番上に中国語、真ん中は英語、そして下段にハングルで『野菜を盗らないで下さい!』と書いてあった。一昨日には無かったのでまだ立てたばかりだろうが、そんなに盗みの被害を受けているのだろうか?しかもなぜ中国語、英語、ハングルなのだろう?
腑に落ちぬ思いを抱きながら家に帰りさっそく妻に話すと、朝に散歩に出た妻もそれに気づき腹が立ったと言う。そう、僕と妻の思いは同じで『なぜ日本語が無いんや?』と言うことだ。あの看板はあからさまに『盗人は外国人である』と決めつけている。確かに近辺では中国人によると思われる野菜泥棒が頻発していると聞くが、だからといって日本人でないとは言い切れない。精魂込めた収穫前の野菜を盗られる気持ちも理解できる。だからと言って外国人のせいにしてしまうのはあまりにもフェアではない。もし僕が中国人でその立て札を見たとしたら、こんなヤツの畑なぞ踏みにじってやれ!と怒りを覚えるだろう。
警告の立て札を立てるなら当人の思いはどうであれ、まずは日本語で書き、そして外国語と続くべきだ。というか外国語で書く必要すらないと思うがね。

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