2009-05-30

ムクドリを従えて


次女の昼寝の時間を見計らって草刈り機を始動させ、腰高にまで伸びた堤防上の草をバッサバッサと薙ぎ払ってゆく。我が手強き敵である葛の侵略は激しく、このままほかって置いたら1年もせぬまに全面葛に覆われ荒れ果ててしまう。近所に住むアウトドアの達人によると、葛の新芽は天麩羅にすると美味しいと言うが、こんなにぎょうさんあったらいくら美味しくてもすぐに食べ飽きてしまうだろうよ。
リズムに乗って調子良く草刈りしていると、背後から僕をつけて来るモノがいる。ムクドリだ。どうやら草を薙ぎ払った際に飛び出して来る虫や小動物を狙っているようで、僕との間合いの詰め方も実に洗練されたもの。警戒しつつも余裕すら感じさせ、ちらちらと目が合うところがまた面白い。そんな鳥を従えて、一歩また一歩と作業を進めてゆく。
それにしてもこの季節、一週間で草の丈は恐ろしく伸びるものだね。これから雨が多くなれば今の倍のスピードで天を目指すことだろう。我々に出来るのはせいぜいこの勢いに呑まれぬよう、機械を駆使してほんの一時的に制圧することくらいだな。

雨が激しく降って来たぞ・・明日は草刈りできるだろうか?

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