2009-05-11

カビとの格闘


こんなに良いお天気なのに、わざわざ仕事を休み半日かけて風呂を掃除するという、まったくもって滑稽な一日だった。そもそも風呂を掃除する気なんかこれっぽっちもなかったのに、ちょっとやりかけたら止まらなくなってそこら中にガビキラーをまき散らし、あげくの果ては自分の退路までも断ってしまい、危うく塩素中毒で向こうの世界に行っちまうところだった。これからの季節特に風呂場のカビは一気に増殖し手に負えない。なので今の時期に予防も兼ねてカビの根を一掃しておくとその効果は絶大だ。そんな思いからちょこっとやり始めたら半日仕事になってしまった。
風呂場の隅にこびりついたカビにはやはりカビキラーが効果的で、これをかけしばらく置いてから洗い流すのだが、風呂場が狭いものだからよほど換気に気をつけないとすぐに塩素が充満し息苦しくなる。当然風呂の扉を開け放って掃除していたがその扉を掃除する段になって何も考えずに扉を閉め、これまたたっぷりとカビキラーを噴霧したからたまらない。自分の退路がないのに気づき慌てるも出口はその扉一つでカビキラーでベタベタだ。ちょっとためらっていると塩素が目にしみ、息苦しくなって来た。さすがにここまで来ると自然に唾液がこぼれ、吐き気まで催して来る。『こりゃヤバい!』と突き破るように扉を開け、何とか脱出し塩素中毒は免れることができた。おのれの不注意さにはほとほと呆れてしまったよ。
こんな調子で風呂中を磨き上げ、ピッカピカにして掃除完了。これであと半年は大丈夫だろう。
まずは自分にご苦労さん。

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