2009-05-20

大車輪


朝9時頃から斎場に詰め、昨日と同じ町内の面々でお通夜に頂いた分の香典の額を確認し、香典台帳に記録してゆく。やはり数は100近くもあり、町内ご意見番の大工の棟梁が『てやんでい!万が一金額に間違いがあったら喪主に対して申し訳が立たねえ、そんときゃ自腹切らにゃならねーぜい!』とプレッシャーをかけて来る。幸い通夜分は合計金額が合い、問題なし。御斎を頂き、なんやらかんやらしていると告別式の時間が迫り、昨夜と同じく一般受付に立ちひたすら頭を下げ続け香典を受け取る。告別式もなかなかの人出でそんなところからも故人の人柄が偲ばれる。
告別式が終わり、故人をお見送りしたあとは再び今日の分の香典の確認と記帳を行ない、最終的な合計金額まで出して喪主に手渡すだけの状態にして、あとは火葬場からご遺族らが戻って来るのを四方山話をしながらひたすら待つ。当然このときに我が家族についてのいろいろな質問が飛び出し、それについて丁寧に答えてゆく。例えば『奥さんとはどこで知り合ったん?』などだ。僕の独演会が終わる頃にご遺族らが戻られ、初七日の法要に突入だ。
法要が済むと喪主に香典を手渡し、これで町内衆のお役御免。県内外各地から寄せられたお供えのお菓子と精進落としの折りを頂いて斎場を後にした。この時すでに5時近く。お手伝いもなかなか大変だ。でも今回はとても良い勉強をさせてもらった。とりあえず何をしなければならないかを把握することができたのだから。

帰宅すると大急ぎで着替え、自分と長女のパスポートを旅券センターへ受け取りに行く。無事受け取ったらすぐさま引き返し、今度はJackieを無理矢理車に押し込んで、僕が荷台で押さえつつ妻に運転を頼み、子供達も連れ家族総出で懇意の獣医へ。そこで血液検査とフィラリア予防薬の処方を受けて(締めて1万80円也、高っ!)、やるべきことは片付けることが出来たとひと安心。

朝から晩まで大車輪の働きにて、実に濃い一日でした。

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