2008-10-18

木を育てること


拾って来たドングリから育て始めたクヌギの苗木も50cmほどに成長し、今では植木鉢を動かそうにも根が鉢を貫いて直接地面に張っているので簡単に動かせなくなってしまった。苗木はクヌギの他にモミジ・樟・モチノキ・欅・枇杷・メグスリノキなどいろいろあって、それぞれが30cmにも満たない大きさだが個性的で今後の成長が楽しみだ。苗木はドングリのように実生から育てたものもあるが、その他は山を歩いていてふと目についた木の、根元付近に生えていたその木の子孫と思われるものを採取して育てているもので、その時は何の木か知らず後で図鑑で調べて『この木かな?』と分かることもしばしばだ。
最近この苗木達を見ていて思うことは、十分に成長できる場を与えてさえやればぐんぐんと成長し、僕がこの世にいなくなった後も何十・何百年と生きるんだなあ、ということ。そう思うと何か寂しいような感じがするが、そもそも自分が生きている理由が『いのち(生命)をつなぐこと』だとすれば、しっかりと自分の役割は果たせたわけで自分を全うできたことにはなるな。とにかく育て始めたからにはすべての苗木にチャンスを与えたいが実際問題植える場所がないんだよな・・こうなったら堤防下の平場を更に拡張してそこにクヌギの森をつくってやろうかね。

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