2008-10-03

バリウムの洗礼


健康診断の指示書に従い昨夜9時から断食修行に入り、10時の健診開始までは真面目に何も(水さえもだ!)口にせず検査に臨むという気合いの入れようで、あまりに気合いを入れ過ぎ緊張して脈が速くなったようなので待ち時間の間にセルフ式血圧計で測ってみると、案の定自分としては高い数値が出てしまった。取りあえずその測定結果はもみ消すことにして呼吸を整え気を落ち着かせることに専念する。
いよいよ検査が始まりベルトコンベア式に視力→血圧→身体測定→検尿→採血→触診→聴力→胸部エックス線→胃腸部エックス線とテンポよく進んでゆく。胃腸部エックス線室に入るとエックス線技師がこれを飲めと白い粒剤を渡し、すぐに水で流し込むようにと言う。技師が言うには発泡剤でゲップが出そうになるがこらえよ!とのこと。ウウップとなりながらエックス線照射台に上がり、今日のメーンイベントのバリウムに手をかけたところ、突然男が乱入して来て『57番よ(ここでの僕の名だ)しばし待たれい!』ときた。『そもなんぞや?』と聞くと、腹部検査の工程を飛ばして案内してしまったという。『バリウムを飲む前でよかったです。飲んだ後ではアウトでした。すいませんでした』と詫びを入れて男が立ち去った後エックス線技師が『すぐにゲップをしてガスを出すのだ!』と1分前とは正反対のことを言うやんけ!
腹に膨張感を抱えつつ腹部検査を終え、再び胃腸部エックス線室に入るとまたもや技師がこれを飲めと発泡剤を飲ませにかかる。またかいな・・と素直に飲んで、今度こそバリウムを一気に飲み干してエックス線照射台上でまな板の上の鯉よろしくぐりんぐりんと振り回される。
この検査にてすべてが終了、全行程で約1時間半。バリウムは飲むヨーグルトのようで意外と飲み易かったな。僕がバリウムを飲む直前、エックス線室から出て来たおばちゃんが口の周りを真っ白にして凄い形相だったので、こいつは・・と、ちょっとビビっていたのだがなんてこともなく無事?終了しました。検査結果は2週間後、去年のような深刻な内容(結局間違いだったが・・)でなければ良いのだがね。

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