2012-09-26

あぶらながるる川面かな


Jackieと一緒に、いつもの時刻いつものルートで散歩に出る。そしていつも渡る橋を渡り、いつものように川面を覗くと川幅いっぱいに油が浮き、流れていた。そうそうあってはならないことだが、それでも1年に一度ほどはこんなことがあり、その度に僕は警察に電話をかける。今朝もいつものように連絡し、そしてなぜだか分からないがいつものように氏名住所を聞かれるのだった。
いったいどこから油が流れて来ているのかは分からない。時間があれば油を辿って行くことも出来るがそれは警察に任せた。川幅いっぱいに広がる油でもいったいどれくらいが流入すればそんな状態になるのかも分からない。ひょっとしたら一般家庭の天ぷら油程度の量でもそれくらいの広がりを見せるのかも知れない。僕が心配するのはどこかのタンクなどからの漏出ではないか?もしくは早朝のことゆえ故意の遺棄ではないか?ということで、せっかく市内最悪汚染の悪名高き河川が近年徐々にきれいさを取り戻し、今ではオイカワなど清流を好む魚類も増え、それを狙うカワセミやサギ、それに多くのカモが居着くような良い環境になりつつある。そこに油などもってのほかだ。心ない者が流しにザッと油を流しても下水が整っていなければ川まで直通で一気に汚染されてしまう。ここから長良川本流までは1kmほどしかなく、汚染拡散のリスクは常に伴っている。
はてして警察が汚染源の追跡まで行ったかどうかは分からない。ただ今日のように川を見守り続けることは、環境を守ってゆく上で何より必要なことだと思う。

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