2012-09-02

対中国策


尖閣デモする中国人に問いたい、地図を示して『尖閣諸島がどこにあるか知ってるか?』と。
おそらく多くの中国人は尖閣諸島がどこにあるかなんぞ知らんだろうな。彼らはただデモに参加して鬱憤を晴らしたいだけだ。それも日本に対しての鬱憤というよりは中国政府にだったり、仕事にだったりと人それぞれ様々なものに対しての鬱憤で、たまたま今は尖閣諸島問題が手っ取り早い題材としてあり、なおかつ反日愛国としてデモすれば当局も許してくれるという背景もあって、尖閣問題はやり場の無い憤りの格好のはけ口にされている。日本にとっては誠に迷惑千万な話ではあるが、中国の実情を把握研究するにはいい機会だと思う。
近年経済発展目覚ましく、軍備増強など東アジアにおいて台頭して来ている中国だが決定的な弱点がある。それは大中国を形成する『人民』そのもので、彼らのほとんどは自分以外何も信じちゃいないのだ。それは文化大革命によって決定的なダメージとなって今なおその影響は色濃く、失ってしまったものを取り戻すことはもはや不可能かも知れない。そんな彼らは当然のごとく中国政府を信じておらず、まずは疑ってかかることから始まる。そう、中国人民の大多数が疑心暗鬼に陥っていると言える。
なるほど中国は大国だ。しかし対外的に団結しているように見せても、いざその心に眠る疑心暗鬼を刺激すればたちまち内部崩壊に陥り、あっという間に今の中国政府は転覆してしまうだろう。今の中国に対して最も効果的で安易な方法は『うわさ』を流すことだ。それも練りに練った効果的な『うわさ』をだ。うまいことやればこちらが手を下すまでもなく、あちらから勝手に内部崩壊してくれるだろう。ただしそれに伴う混乱は尋常のものではなく、世界にかなりのインパクトを与えることは間違いない。そうなることを見込んで我々は手を打っておかねばならない。もはや『想定外』などという不快な言葉は許されない。すべてのケースを想定し、対策しておかねばわれわれの未来そのものも失ってしまうのだ。

0 件のコメント: