2012-02-21

島へ


毎年この頃になると『叫びたいほど』沖縄が恋しくなる。夢に見るほどさ。
じゅうく・はたちの若かりし時、とくに明確な目的も持たず暮らしていた波照間島での生活は、とても純粋でどこかせつなく、愉快なこともあれば悩みもし、それでいて空は蒼く海も碧く、照りつける太陽にキラキラと反射する水面のごとく生き生きとして危なっかしく、赤いデイゴの花咲く向こうには島風渡るサトウキビ畑が広がり、僕はその風を頬に感じながら、遥か海の彼方を眺めていた・・
唐突にあの頃の熱い憶いが込み上げて来て、どうしていいか分からなくなることがある。自分のどの部分があの頃にかたち作られたか?なんて分かるはずが無い。でも確実に僕の情緒のある部分はあの時に感じたことをもとにかたち作られているだろう。
そうだ、あの頃の僕の憶いが僕を呼んでいるんだ・・

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