2011-11-09

TPP


いま最もホットな話題がTPPに参加すべきか否かだろう。明日にも野田クンが結論を出すというが、果たして何と言うだろうね。
個人的にはこの問題について思うところがあるが、自分の判断はこの時点では意味が無いので流しておこう。それよりも推進派、反対派双方の主張を聞いていると、いかにも『もっともだ』と思わせる意見をだらだらと述べているが、とどのつまりは双方とも既得権益権を守りたいというその一点に尽きる。そんなんじゃいくら話し合ったところで解決策が見いだされるわけが無い。終わりの無い堂々巡りだ。特にJAを主体とする反対派の既得権益権に対する執着はあからさまで、見ていて気分が悪くなる。そもそも彼らが言う『TPPに参加したら日本の農業は壊滅する』とはどういうことだろう?確かにTPPに参加したら高い関税で守られて来た農産品は大打撃を受けるだろう。しかしそれによって農業が壊滅することなぞあり得ない。『こんなんじゃやってられねえ』なんて言って皆がみな農地を投げ出し荒れ地と化すだろうか?それはないだろう。皆食って行かねばならない以上、あの手この手を尽くして土を耕し、何かを育てるはずだ。そうせざるを得ないからね。
それに第一、いまの国内農業が健全と言えるだろうか?JAを主体とした農業経営は様々な問題を孕み、言うならばJAこそが日本の農業をダメにして来たとも言える。そんなヤツらが自分らの権益を守るために善良な組合員を煽動して、TPP不参加の反対運動を繰り広げているようにしか僕には見えない。TPPに参加しなくとも近い将来JAが牛耳る日本の農業が破綻するのは目に見えている。

例えて言うなら、推進派は周りだけを見て足元を見ず、反対派は懐ばかりを気にして明日を見ていない。これじゃ、どっちもコケるわな。

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