2010-08-03
龍の巣
大きな入道雲を見て『ああ、龍の巣だ・・』と言う人を僕は好きだ。
何を隠そう僕は結構熱烈な宮崎アニメファン(ジブリアニメファンというわけではないぞ)なのだ。そうは言うもののまんだ『借りぐらしのアリエッティ』を観ていないし、なんと『崖の上のポニョ』さえ観ていないのだから、熱烈というのは単なる思い込みなのかも知れない。
宮崎アニメの中で最も好きなのが、ほぼ同列で『風の谷のナウシカ』と『ラピュタ』で、今までいったい何度観たことだろうか?しかし何度観ても面白く、観る年齢によって見え方が変わるのも宮崎アニメの奥の深さだろう。『ラピュタ』が公開されたのは僕が中学生の時で、その当時は映画の内容よりもむしろ主題歌『君をのせて』の方に心に響く『何か』を感じていた。もちろん今聞いてもその頃とは違った感じではあるが同じようにキュッと心に迫るものがある。
ナウシカやラピュタの存在は決定的にでは無いにせよ何がしかの影響を僕に与えたことは間違いなく、いま振り返ってみると高校卒業してから僕がしてきた様々なことが、実は『君をのせて』の歌や映画の内容などが伏線になっていたのではないか?と思えることが多々あるのだ。
その頃はそれほど感受性が強かったし、影響されやすかったということだろう。しかし、ええおっさんになったからと言ってそのとき受けた印象を忘れてしまったわけではないぞ。それは今でも僕の心の中に健在で、面に出していないだけなのだ。
人は誰しもそういうものを持っているのだろう。その人その人の人生として・・
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