2010-03-18

奇妙な話


友人は市の運営する市民農園の一区画を借りて野菜作りに精を出している。お互い畑をやる者同士何を植えただの、何の種を蒔いたなどと畑ネタの話は尽きないが、たまたま牛糞堆肥について話していたおり彼が言うには『今は土作りをしても無駄になっちゃうからだめなんだ』と言う。事情を聞くと今彼が借りている市民農園の中の各区画をもう一度設定し直すことになったらしい。なので今土作りをしてもすぐに他の区画への移動を余儀なくされる可能性が強く、まるで人のために土を作っていることになりかねない状況。
なぜそんなことをするかと言うと、どうやら区画の配分に異を唱える者が居るようで、畑の場所をローテーションで回してゆくことになったそうなのだ。しかし土作りから無農薬で取り組んで来た人にとっては迷惑千万な話で、せっかく自分が作り上げて来た畑をみすみす手放すことになってしまう。人によっては農薬をばんばんに使ったり、化成肥料にだけ頼る人も居るのでなおさら無農薬・有機栽培にこだわって来た人はむなしさを感じるだろう。この辺りの対応もいかにもお役所的で、何が公平なのか全く分からずやっているだけのこと。
人様の畑の方が良く見えるのは至極当然で、そんなことにつき合っていちゃあキリがないよな。

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