2010-03-17

水中のエイリアン


我が家の庭には昨年の夏から大小二つの火鉢が置いてあり、ホテイアオイなどの水草とともに娘たちが表の川で捕まえたメダカを何匹か入れ面倒を見ている。寒さが厳しい時は厚い氷が張りメダカたちの姿を見ることが出来なかったが、だんだん暖かくなってくると餌を撒くや水面に出て来て盛んに餌を突っついている。ところが大きい火鉢の方は10匹程度のメダカが見られるのに、小さい方は餌を撒いても一向に姿を見せない。冬の間も数匹が生き延びているのを確認していたので『おかしいな・・』と思っていたのだ。そして先日、再び蘇りつつあるホテイアオイを観察しようと水の中から引き上げてみると、その長く垂れた根の陰に何やら潜んでいる。つまみ上げてみると体長4cm以上もある大ヤゴだった。この大きさだったらおそらくギンヤンマかオニヤンマのヤゴだろう。その姿をよく観察していると、どうみてもエイリアンにしか見えない不気味さを持っている。こんなものがもし巨大な体躯をしていたら、なんと恐ろしいことか!
そして分かったのだ、メダカが姿を消した訳が・・こやつが全部喰いおったのだ。
これも学習と、娘たちに事情を説明してもう一度火鉢の中に戻してやり、そしてヤゴがトンボとして飛び立つ日を待つことにした。無事飛び立つ頃になればメダカも川に戻ってくるだろう。そうしたらまた娘たちとメダカ獲りにいくとしよう。

※調べてみたら、ギンヤンマのヤゴらしい。

0 件のコメント: