何も考えず、ただひたすらに土を掘る。
土の中からはミミズやらコガネムシの幼虫やら、はてはまだ冬眠中だったカエルまで掘り出されてくる。そのカエル、突然のことにしばし呆然として動けず、かわいそうだったので別の穴を掘り埋めておいてやった。
今開墾している所は数年間放棄されていたため、雑草がびっしりと生え耕すだけでも大仕事だ。土を起こせばスギナの地下茎が網の目状に広がっており、まったく幻滅させられる。なぜって?だってスギナの地下茎はそのすべてを取り除かないといくらでも復活してくるからさ。そしてそれは不可能な話なんだ。たとえ除草剤を使おうがあくまでも一時しのぎのこと。しばらくすると何事も無かったかのように生えてくることは目に見えている。
そんな荒れ地を畑にしようたって、ちょっとやそっとのことでできるもんじゃない。ただね、畑は努力した分だけ応えてくれる。だからいっそう精を出す。たとえ実りが無かったとしても・・
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