先日、町内会の役員さんより『あんたが来年度の班長さんや』との連絡があった。こればかりは有無を言わさず持ち回りの役なので断ることはできない。そして今日が役員の引き継ぎ会ということで、18時半という中途半端な時間に公民館に顔を出すと、十何人かが無口でずらりと並んでいる。その面々はいつぞやどこかで見たことのある顔もあれば始めて見る顔もあり、名前なんてさっぱり分からない。お互いにそうだからなんとなく居心地の悪い雰囲気の中、自治会長の挨拶から役員会が始まり、来年度の役員の紹介が始まったわけだが、ただの役の引き継ぎだけかと思いきや、さらにこの新役員の中から体育係ともう一つなんという係か忘れてしまったが、それぞれ男女を選出すると言う。聞くところによると体育係はやらねばならぬことがかなり多いそうで、ぜひとも避けたい役柄だ。もちろん立候補するものなど居ないので自然くじ引きとなり、自分はこういう悪運は強いので当たってしまうと思っていたら、見事はずれましたとさ。ほっ。
これら一連の流れは非常に静かな中で粛々と進行し、ある意味それが断ることを許さぬ雰囲気を作り出していた。
こんな会には始めて出席したので知らなかったが、自分の席には仕出しの大きな弁当とお茶、それにビールまで用意されており、何も知らず早めに晩飯を腹一杯食べてから出席した僕は、用意されていた青ビニールの水玉風呂敷にそそくさと弁当を包んで『お先にご無礼します!』と一礼し、退散したのであった。
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