2009-10-31

闇と火花


発作的に坊主頭にしてやった。これはまあいつものこと、どうでもいいことだったな。

夕方、庭の畑で娘達と人参を収穫していると、隣の空き地でこれまたお隣の喫茶店の奥さんが鎌を持って草を払っている。そうか、明日は喫茶店の主催するイベントでこの空き地を駐車場として使うんだったな・・と思い出し声をかけると、『ご迷惑をおかけします』と丁寧に頭を下げられた。それにしてもこの空き地は僕が最近刈り払ったのでそんなに草は伸びていない、なのに何でまた刈り払っているのか尋ねると、イベントに来るお客さんの中には草の生えた空き地に車を止めることを嫌がる人もいるようで、それで極力きれいに刈り払っておきたいのだと言う。そんな輩は追い返してしまえばよい、と内心思ったが、客商売とはそんなものかも知れないな・・と思いなおし、『いくら何でもこれだけの面積を手で刈るのは大変だから、僕が草刈り機で払いましょう』ということで、ざっとほぼ全面刈り払っておいた。今日は仕事の会議でほとんど動いてなかったため、草刈りはいい運動になりました。
草刈り作業中、日が沈むと同時に闇が徐々にその勢力を広げ始め、手元が見えにくくなって来た。そんな中でも負けずに作業を続けていると、草刈り機の刃が石を弾いたときに出る真っ赤な火花が薄暗がりに映え実に美しいのだ。その火花を追うように真っ暗になるまで作業を続け、一段落したときは手元がまったく見えなくなっていた。

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