2009-10-07

静から動へ


日中、時折雨脚が強くなるものの全般的には穏やかで、強力な台風が接近中だとはとても思えない、そんな不気味さをたたえた静かさが続き、そして今は激しく雨が降っている。
昨夜のうちに目に付くものを片付けたはずの庭も、雨が強くなるにつれ不安が増し、もう一つ石を載せてみたり、一度動かした植木鉢をまた動かしたり、強風で倒れるかも知れない木に支柱を増やしたりと、まるで無駄な足掻きのようなことをずぶ濡れになりながらやり抜き、『ここまでやったんだからあとは何が飛んでゆこうとも知らん!』という気構えで台風の上陸を待っているような感じだ。

それにしてもなす術無しとはこのことよ。あまりにも強大なものに対して我々は畏れおののきそわそわし、ひたすらに耐えるしかない。何か落ち着かぬ気持ちも本能的な部分から来ているのだろう。

一応犬小屋にもかなりの重しを載せておいたが、やっぱり不安なのでJackieは玄関の土間で待機することにした。臆病なこの犬らしくびくびくぶるぶるしながら、いつもとは違う環境に怯えていた。

さあ、いよいよ本番が近づいて来たぞ!どうなることか・・誰にも分からない。

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