2009-10-10

無農薬の意味


先の台風で宇宙の彼方にまで飛んで行ったと思われていたヤブ蚊どもは何処に潜んでおったのか未だ健在で、ふと気がつけば自分の周りを無数に飛んでいる。他の小さき羽虫たちもよほど上手に隠れていたのだろう、数は減ったもののまだまだ相当数が生き延びている。
台風後は朝夕の気温がぐっと下がり、肌に感じるその冷涼感はぴりっと引き締まり実に心地良い。植物は正直なもので気温が下がって来ると、細々と生き残っていた夏野菜類は途端に活力を失い萎れて来る。それと相反するかたちで法蓮草などは成長を早め、台風直前に播いた種が大雨でも流れず次から次へと芽吹いて来る。
梅雨時からの長い間畑の一角を占めていた枝豆を一部収穫したが、肥料が悪かったのか葉ばかりが茂りさやのマメの入りがいまいちだった。化学肥料をいっさい使わず、大量のカメムシがたかっていてもほったらかしにしていたのだから、少なくてもそれなりの収量があったことを感謝すべきだな。
化学肥料や農薬を使えば見事な枝豆が収穫できることは間違いないだろう。しかし我が家の枝豆は見てくれはすこぶる悪く、マメの太りも悪いが味は最高さ。なんせあれだけの虫がたかっていたのだからね。

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