2009-10-02

変化


昨今のニュースを見ていると政策の一挙手一投足に対して非常に敏感に反応し、『民主党が打ち出したこれらについて様々な問題が出始めている』と町の人のインタビューも含めて放映し、全体的に見ると批判的とも受け止めれる内容となっている。その真意は定かではないが、どうやらそこには近年全世界的に広がりつつある『人々の不安を煽ることで感心を惹こうとする』安易で浅はかで悪意的な手法がとられているように思う。
この方法はアメリカの同時テロ後から盛んに行われて来た方法で、確かに人々の感心を惹きやすいしそうつくるのは簡単だ。
政府が何かを決定すると、当然それに対しての不満や不安が出て来る。特に今回のように何もかもが大きく変化しそうなときは誰しもが未来に対して不安を抱える。それは本能的な反応でもあり、ごく自然なことなのだ。その誰しもが潜在的に持っている不安を煽るような手法で番組を作り上げてゆく制作者側の姿勢は恥ずべきものだ。
NHK・民放問わず今の日本にまともなニュース番組は無い。やらせではなくてもすべてのインタビューは望ましい答えを用意された上で行われ、決められた枠よりはみ出ることはない。すべては予定通り作り上げられている。
一方、見る側も『見たいもの、聞きたいこと』ばかりを求め過ぎてはいないか?その土壌が今日のニュースの有り様を生んだのは間違いないことだ。

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