2009-04-21

unicefへの疑問


unicefから『ユニセフ・カードとギフト春夏号2009』と題されたダイレクトメールが送られて来た。だいたいこんなタイミングで年に数回案内が送られて来るが、その度にユニセフに対する疑問が湧いて来る。そもそもこんなダイレクトメールをよこせと言ったことなど一度も無いし、登録したことも無い。以前はよく寄付をしたり、ユニセフカードやギフトを買ったりしたものだから、お得意様もしくはカモと見なされて送られて来るのだろう。しかし毎回思うのは、こんなダイレクトメールを送ったりする広告費用に年間一体いくら費やしているのだろう?ということだ。
ダイレクトメールが欲しいという人に送るのはまだしも、僕のように欲していない者に送ってもそのままゴミ箱行きになるだけで資源の無駄遣いでもあるし、何より貴重な寄付金を捨てているようなものだ。その分のお金がどれくらいになるかは知らないが、ユニセフである以上もっと子供達の救済にあてるべきではないのか?と常々思っている。
ユニセフに対しては先のブッシュ政権によるイラク戦争の際、積極的な反戦運動や意見もせず、徹底的に街が破壊され多くの子供達が殺されてから『支援の手を!』と平々凡々ダイレクトメールを送って来たことに怒りと失望を感じ、以来関わらないようにしている。それはパレスチナ・ガザ地区にてイスラエルが行なったジュノサイドでも同じで、ユニセフには本気で子供達を助ける気などないのではないか?という疑念を感ぜずにはいられない。

いわゆる『ブランド』のようなかたちでお墨付きを与えられて来たユニセフも、こんな調子で行けば益々信頼を失うばかりか、その存在意義さえ問われかねない。世界各地で大小様々なNGOなどの民間団体が、より局所的かつ効果的な支援を進めている現在において、もはやユニセフを頼る・支援する必要性は感じられない。それよりも国境なき医師団や、日本のペシャワール会のような組織を支援する方が顔も見え、確実に子供達を救えるような気がしてならない。

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