2009-04-20

水と油


今朝、いつものようにJackieを連れて堤防を歩いていると、『なんか違うな・・』という違和感を感じ、ふといつも見ている川面に目を移すと心なしか白濁しているように見える。さらによく見ると川漁師が魚を捕る仕掛けを沈めた場所に、目印として立ててある竹の棒のまわりが変色しているようだ。『もしや!』と水面全体を観察できる橋の上まで移動して覗き込んでいると、悪い予感が的中して川全体の表層を油が覆うように流れていた・・。『マジかよ・・』としばらく川を遡るもやはり川全体に油の被害は広がっているようだった。その水面を水鳥はいつもと変わらず泳ぎ回り、鯉も何喰わぬ顔で水を濁していた。魚が浮いてないだけましか、と思いながら急いでJackieの散歩を切り上げ帰宅するとすぐに110番して事の状況を警察に報告しておいた。
本来なら市の環境整備課などに連絡すべきだろうがまだ7時前で役所も開いておらず、開くまで待っていると被害が広がると思い警察に連絡したのだ。警察は『現場を見に行かせます』との対応で、僕はそのまま朝飯を食べて仕事へ向かうことにした。
帰宅後に妻から聞いた所によると再び警察から電話がかかって来て、もう一度状況の説明を求められたという。そのあとで市の担当課へは連絡しておいたとの報告を受けた。

今回の油流出がその後どうなったかはわからない。原因の特定も行なわれたかどうか不明だ。
明日はまとまった雨の予報。回収できぬ油ならばせめて大雨で希釈される事を願うばかり。

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