2009-04-23

薩った峠


日差しいっぱいの東海道をひたすら東へ走り、清水市の現場を目指す。高速脇の山々は新緑に映え、所々に白いものも見える。おそらくはヤマボウシの花だろう。我が庭のヤマボウシはそんな素振りも見せていないから、よほどこの辺りはウチと比べ暖かいらしい。確かに空は開け、日差しは明るく、山々は常緑樹で覆われている。あちこちに散見する茶畑も薄黄緑色に輝き、ただでさえ明るい風景をさらに引き立てている。
この地の大学に通っていた同僚U氏の案内で富士山を望む景勝地『薩った峠』を訪れ、富士山は雲に隠れ頂上が僅かにのぞいただけだが暫しその風景に酔いしれ時を忘れる。思えばこんなにゆったりと駿河湾を望むのは始めてのことだ。そのまま視線を南の方に移すと駿河湾を挟んで山並みが見える。そうか、あれが伊豆半島なんだ・・この地の人にすればあたり前のことも、僕にとってはすべてが新鮮でその一つ一つを楽しめる。また機会があれば来てみたい所だと思いつつ現場に戻り作業開始。
ひと通りの仕事を終え帰路に着く。さすがに事務所から現場まで往復400km超の移動はキツいが、まだ訪れたことのない地に行けるのは仕事とはいえ楽しみなこと。さて、次はどこだろう?

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