2009-04-17

焼き魚の香り漂う春の夕暮れ


引き続きCADを駆使して編集を重ね、煮詰まった所で印刷をかけるも所々にミスが見つかり修正して印刷、そしてまたミスの発見の繰り返し。これじゃーちっとも前に進まず困ったもの、それでも辛抱強く何度も繰り返すとそれなりのものができて来た。あとはコイツを最終校正に回し、いよいよ製本だ。ようやっと先が見えて来た感がする。あとひと踏ん張りで納品までには何とかなりそうだ。

CAD疲れして集中力を欠いたまま運転していると、普段なら間違えようの無いミスをして運転もままならない。ギアチェンジの時など入れるギアを間違えるどころか、自分がどこにギアを入れたのかさえ分からぬ始末。それほどまでに精神的に疲れているということだな。
そんな散漫なる運転をしながら赤信号の列に並んでいると、全開にした窓よりかすかだが魚を焼く匂いが漂って来た。クンクンしながら辺りを見回すも住宅地までは結構距離がある。『そこから漂って来たんだろうか?』と不思議に思いながらなおもその匂いを吟味し、何の魚を焼いているのか特定しようと試みるも匂いが薄過ぎて分からなかった・・
毎日通る道でのちょっとした出来事で、疲れた車内の空気は情緒に包まれ、僕が子供の頃にいつも外に出した七輪で鯖の切り身を焼いていた裏の祖母を思い出すのだった。

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